まさかの続き
ー紅葉樹林ー
ここは季節に関係なく紅葉している、観光スポットであったが、最近不思議のダンジョン化してしまい、観光客ば減ってしまった。…と思われたが、探検隊などがたくさん訪れている。
「で、そこの最奥部に何かがあるって?」
「そういうことー!じゃあゴーゴー!」
まったく…産まれてすぐからずっと付き合っているけど…相変わらず疲れる…。
というかリュカさんに夕飯の材料の調達を頼まれてるのに…大丈夫なの?
リュカさんは、僕達の親代わりで、ギルドの親方もしているポケモン。
住まわせてもらっているのに何もしないのは悪いから、いろいろ手伝わせてもらっている。
15分後
ところで…最奥部はまだなのかな?
他の探検隊が一匹もいないのも妙だし…
「チェリー。本当に最奥部に何かがあるの?」
「え?何もないよ。」
はい?
「だって、暇だったからアタシが流したガセだもん!」
………………。
あのね、やっていい事といけない事があるんだよ。
「あ、もう最奥部だよ!」
はあ…とんだ無駄足だったな。
最奥部には、観光地の名残でもみじの大樹っていうでっかい樹がある。
「綺麗だよね…」
まさかチェリー、これを僕に見せたかったからあんな事を…?
「お弁当食べたら帰ろう!」
持ってきてたんだ…;;
☆ ☆ ☆
「さて、お腹一杯になったし帰ろう!」
そうだね。ってあれ?
大樹の裏側に…何かいる?
「チェリー、待って!」
「え?どうしたの?」
「カクカクシカジカ」
★ ★ ★
「リュカさん、ただいま!」
「あら、お帰りなさい!ご飯だからソラ、レティカを呼んできてくれる?」
レティカさんはギルドの頂上にいつもいるエーフィの学者だ。
あくまでも噂だけど、昔は人間だったとか言われている。
本当の事はレティカさんと彼氏のイオさんしか分からないけど、イオさんは3年の間帰ってきてない。
イオさんは凄腕の冒険家。でも、3年の間帰ってきてないしか聞いてないな…
コンコン
「レティカさーん、ソラです!夕飯ですよ!」
しばらくして「はーい。」っていう高めの声が聞こえてきて、少しドアが開いた。
「部屋の片付けするから、先に食べてていいわよ…。」
レティカさんも、眼鏡も、ほこりまみれだった。
★ ★ ★
「ごちそうさまでした!」
「お腹一杯だねー。」
「日記書いたら寝よう。」
「また明日ねー。」
他のメンバーは部屋に帰っていく。
「あ、ソラとチェリーは来て。」
リュカさんに呼ばれたけど…大丈夫かな?
リュカさん怒るとすごい怖いらしいし…
☆ ☆ ☆
「で、この子の事なんだけど…」
紅葉樹林に倒れていた、プリンをリュカさんは連れてきた。
作者の文章力の無さで割愛されたけど、プリンは帰ってきてすぐにリュカさんに預けた。
変に誤解されたら嫌だから…
「この子、記憶喪失みたいね。で、もしよかったら、この子と一緒にチーム組んでみたら?」
え?
「あんた達、あそこを二人で突破できる、だから大丈夫でしょ♪決定ね!」
勝手に決めないで!
ああ、デシャブ…
「ところで、君の名前は?」
プリンは答える。
「…確か…モモ…です…。」
続く!
あとがき
Q.夕飯の材料はどうしたの?
A.残っていたのを使いました
Q.材料調達をサボったけど、怒らないの?
A.実力をつけた二人に感心しました
はい、いっぺん逝ってきます☆
ポケダン本編もあと半分ちょってなんで、今日か明日に1話出しますw(多分)